Entrance

2017年8月「たまプラーザ自主公演♫」 振り返り

文: ツネおにいさん
(この文章は2017年08月に行われた自主公演の振り返りです。)

 

さて、夏も終わりそろそろ新型iPhoneも発売されようかという今日この頃、
2017年08月の「たまプラーザ自主公演♫」を振り返ってみましょう。

と、その前に余談です。

 

クッキーハウスファンの方々には薄々気づかれ・・・いやご理解いただいてるとは思いますが、

いわゆる「クッキーハウスのフリーライヴ」には、以下のような特徴が見られます。

  1. 屋外・野外、もしくは商業施設等のフリースペースで
  2. 子供さんもしくはファミリーをターゲットに
  3. 自信満々の超定番レパートリーをぶちかます!

はい。。そんな感じです。

しかしこれはクッキーハウスが長年現場経験を積みながら、
目の前のお客様(聴衆の皆様)とひたすら向き合い続けて、
編み出してきたスタイルです。

同じく幼稚園保育園公演にも、
小学校芸術鑑賞会公演にも、
それぞれに特別のコンセプト、およびプログラムがあります。

 

余談が長くなりましたが、

クッキーハウスの自主公演についてはこれらの練り込んだネタではなく、

毎回、その都度、スペシャルなひとときを提供したい!

と考えております。

 

そんな2017年08月の「たまプラーザ自主公演♫」も、
とびっきりスペシャルなイベントになりました!!

ライブ会場は、たまプラーザにあるとても素敵なお店
「3丁目カフェ」さん。

ではライヴの模様を簡単に振り返って見ましょう。
M●●は演奏曲目

 

まずはクッキーハウスによるリコーダー、オカリナ、ピアノの演奏でしっとりオシャレにスタート。

  • M1 涙そうそう
  • M2 花は咲く

服装もオシャレです。


(あっとこれは宣材写真でゴメンナサイ。)

自身のオシャレ加減に呑まれ、だいぶ緊張してしまいました。
反省です m(__)m。

 

続いて前半戦の目玉「カピバラコーナー」。

カピバラ写真家・渡辺克仁さんによる楽しいトークとスライドショーに、
クッキーハウスの音楽を融合させるというスペシャル企画です。

  • M3 カピバラ
  • M4 カピバラの仔どもたち
  • M5 カピバラスイム
  • M6 スイカタイム
  • M7 家族の絆〜大自然を生き抜く〜

(全曲ミワコおねえさん作曲)
試みとしては極めて先進的だったにもかかわらず当日会場にお越しくださった
・筋金入りのカピバラ愛好家から
・ごく一般の方、
・そしてお店のスタッフさんまで!
み〜んなに楽しんでいただけたのは、

ひとえに渡辺さんの映像作品力・トーク力、
そしてカピバラそれ自体の魅力のおかげです。

 

 

和やかな雰囲気のうちに前半戦終了、
すこし休憩を挟んで後半戦は「C.f.o.楽団」さんからスタート!

  • M8 スーパーマリオブラザーズ・メインテーマ
  • M9 天国と地獄

このC.f.o.さんの間だけクッキーハウスの降り番だったのですが・・・
いやぁ〜、マンマと持っていかれましたワ!(←関西弁)

C.f.o.さん!いつか「ガチで対バン」やりましょう!

 

そんなC.f.o.さんに触発され、意気揚々とクッキーハウス出撃!

  • M10 クッキーがはじまるよ
  • M11 ルパン三世のテーマ
  • M12 カルメン前奏曲
  • M13 ピタゴラスイッチのテーマ

アンデスを使用した新曲も披露!

  • M14 ウィッピーのテーマ
  • M15 サンバ de ウィッピー

 

そして我らがスーパーリコーダープリンス、中村栄宏さん登場!!

  • M16 風笛
  • M17 トルコ行進曲

どう表現すればよいのでしょう、
「中村さんの音が出た瞬間!空気の変わったのが分かる」というのでしょうか。

豊かで美しい音色、
確かな基礎力に裏打ちされた音楽性、
そして凄まじい超絶技巧、

誰もが彼のリコーダーのトリコになってしまいます。

 

 

クッキーハウスのおにいさん組も、負けてはいません!

杉本徹作曲の鍵盤ハーモニカデュオ曲集の中から、

  • M18 夕日に吠える
  • M19 もういいかい

そして本日最後のスペシャルゲスト、
ていうかもうほぼ「クッキーハウスの4人目」と言っても
過言ではない、「ちいたろう」さんを交えての

  • M20 情熱大陸

上記3曲でたっぷりと鍵盤ハーモニカの魅力をお届けしたあと、

  • M21 クラップ&レスト

ではお客様の手拍子とクッキーハウスの「リズム掛け合い」で、
会場が一体化!!

そして子どもたちの大合唱も加わり、

  • M22 となりのトトロ

で本プログラム終了!
アンコールは本日の出演者総出での

  • M23 聖者の行進

・・・てな具合の、たまプラーザ3丁目カフェ自主公演の
振り返りでした〜!!

 

今回(この投稿)珍しくライヴの様子をはしょらず記事にしてみたのは、
(ライヴが一期一会なのは当然として)
まず今回のと同じ内容のは、やろうと思っても出来ない!と思ったので、
ここに記録しておこうと思ったからです。

そしてもうひとつ。

そう、クッキーハウスはいつだって真剣に前進しています。
次回の自主公演も勿論スペシャルであること間違いなしです!

いろいろな人とのコラボレーションや、
新しい企画、試み・・・

どんどん挑戦していきます!

そんな「想い」も宣言したく、
今回の自主公演を振り返ってみました。

 

出演者の皆様、お店スタッフの皆様、
そしてお越しくださった全てのお客様!

本当にありがとうございました〜〜!

 

 

 

2017年2月「やってみようおんがくかい♫」 で思ったこと

文: ツネおにいさん
(この文章は2017年02月に行われた自主公演の振り返りです。)

 

どこまで話を戻しましょうか・・・。

 

2015年9月、クッキーハウス三人で東京まで聞きに行った鍵盤ハーモニカのイベント。

そう、この頃はまだクッキーハウスは「三人」だと思っていました。

 

煌びやかなステージ上でそれぞれの「鍵盤ハーモニカ」を綴るアーティストたち。
その演奏はもちろん素晴らしかったのですが、それと同時に私たちが感じたのは

「我々クッキーハウスが鍵盤ハーモニカ(やリコーダー)を通じて一番伝えたいことは、これではない」

という違和感でした。

当然ながら優劣を問うつもりもありませんし、
アーティスト各々の信条を肯定こそすれ否定はしません。
ただこの日を起点とした違和感が今回の「やってみようおんがくかい♫」へと
真っ直ぐに繋がっていたことは、確かです。

 

そんなクッキーハウスの想いをシンプルにアウトプットしたのが
2016年8月、東京にて開催した自主公演でした。

「楽器や音楽そのものに優劣はない」ことや
「身近な楽器を使って、こんな風に楽しめる」こと、
そんな「クッキーハウスとして伝えたいこと」を純粋に表現した自主公演でした。

ただ、そういう意味ではクッキーハウスはまだ「三人」です。

 

そして2017年2月。

我々が「身近な楽器を使って音楽を伝えること」にまつわる違和感
を感じてから1年5ヶ月。

それこそ優劣ではないのですが、今回の「やってみようおんがくかい♫」では
「自主公演において自分たちでしか伝えられないことを押し出す」のではなく、

「自主公演という枠組の中で、どれだけ『みんな』で音楽と、
そして『やってみよう』を、体現・体感出来るか」

に力を注ぎました。

 

そう、「伝える」ではなく、
「やってみよう」なのです。

 

今回の自主公演、事前告知などではあくまでも説明のための方便として
「門下生による発表会」「スペシャルゲストとのコラボ」
そして最後は「会場全体での大合奏」という表現をとりましたが、

実は全部まとめて「クッキーハウス」なのです。

 

今回のライヴを通じて
「ああ、音楽ってこういう楽しみ方もアリなんだな」とか
「楽器って、音楽を楽しむためのツールだったんだよな!」

 

と感じていただけた皆様。

そんなあなたはもう「クッキーハウス」です!

そう、クッキーハウスは、もう「三人」ではありません。

 

 

 

 

 

FB限定!トートバッグキャンペーン結果報告(更新)

トートバッグキャンペーン、
おかげさまで無事終了しました〜!

【エントリー番号とイニシャルの発表】

  • 1番 M.M.さま
  • 11番 M.I.さま
  • 14番 Y.T.さま
  • 19番 R.D.さま
  • 37番 S.F.さま


おめでとうございま〜す!

当選された方には、お渡し方法などを個別で連絡させていただきます。

惜しくも抽選に漏れてしまった方、本当に申し訳ございません。
m(__)m。

そしてエントリーいただいた方も、そうでなかった方も、
締め切り前のツネおにいさんのつぶやきに付き合っていただいた方も、
大抽選会のライブ配信で一緒に盛り上がってくれた皆さんも、
もちろん「森らく笛会」の皆さんも!

本当にありがとうございました!

次は「500いいね!」目指して、
素敵なキャンペーン、また考えますね。

勿論キャンペーン以外でも!クッキーハウスが
「ファンの皆様と素敵に繋がっていけるか」
を常に考えながら、アップデートしていきます。

これからも、
応援よろしくお願いします!

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以下、抽選前の投稿内容を大体そのまま残しておきます。
(エントリーは終了しております。)

 いつもFacebookでクッキーハウスの
(おバカな)大活躍をお楽しみの皆様・・・。

ありがとうございます!

皆様のおかげで
クッキーハウスのFacebookページ「いいね!」数
(登録者数)が、

300ユーザーを超えました〜!!

というわけで・・・今回は、

「Facebookユーザー対象
トートバッグプレゼントキャンペーン」

を、開催いたしま〜す!

【概要】

クッキーハウスのFacebookページに「いいね!」していただき、
下のエントリーフォームにて必要事項ご記入ください。
(↑ ココ、絶対条件です。)

抽選で5名様にトートバッグ(下の写真)を差し上げます!!
(当選発表後、どちらかのサイズをお選びいただけます。)

20170116toto

【エントリーフォーム】

(下記の諸事項もご一読ください。)

【エントリー条件】

  1. Facebookユーザーであること。
  2. クッキーハウスのFacebookページに
    「いいね!」している状態であること。

【エントリー期間】

2017年01月15日(日)から
2017年02月03日(金)23時59分 まで

【エントリーから賞品お渡しまでの流れ】

  1. 必ず上記のエントリーフォームからエントリーしてください。
  2. ツネおにいさんからメールにて
    「エントリー完了(エントリー番号発行)」のお知らせがきます。
  3. エントリー期間終了後に、「大抽選会」を行います。
  4. 「大抽選会」の経過をTwitter、Facebook、ホームページ等にて
    できるだけリアルタイムに公開し、
    5つの当選番号(当選者)を決めます。
  5. 当選者の方に個別で連絡し、賞品の受け渡し方法を調整します。
  6. 当選者の方には、お名前のイニシャルのみ、ホームページ等にて発表させていただきます。

【注意事項】

  1. 「いいね!」についてはFacebook投稿等への「いいね!」ではなく、
    クッキーハウスのFacebookページ自体への「いいね!」です。
    (下の写真参照)
  2. 何らかの理由でツネおにいさんからのメール(エントリー番号)が
    こなかった場合、エントリーは無効となります。
    「mail@cookiehouse.info」からのメールが確実に届くよう、
    設定してください。

20150208

以上がキャンペーン内容です。

皆様、ふるってご応募ください!!

2016→17、年替わりのごあいさつ

年が替わって、2017年。
ツネおにいさんからクッキーハウスファンの皆様へ
年末年始恒例のご挨拶・ご報告申し上げます。

2016年のSNS的動態

  • Twitter(ツイート数)・・・265 ツイート
  • Facebookページの「大事な出来事」数・・・50 件
  • ホームページ訪問者数・・・14,408カウント

という結果でした。

ホームページの伸びが、前年の倍増です!

「BOWプロジェクト」をはじめとした情報発信の増加もありますが、
純粋にファンの方が増えてきたのかな、と実感しています。
ライヴの数は減りましたが、「ホームページ見て、来たよ〜」と
おっしゃって下さるお客様が増えました。

不思議なもので、そうなると実際のライヴが、すごく良くなります!
私たちの経験値も上がっていますが、「場」の質が、、感動を生むのです。

本当に素晴らしい環境とスパイラルの中で音楽させてもらってるなと、
重ね重ね、感謝いたします。 m(__)m。

ちなみに「教育楽器における・・・」が公開された2016年11月8日からの3日間で、
訪問者数が850カウントを超えました。
このような情報発信も鋭く、怠ることなく、していきたいと思います。

一方、FBページの「大事な出来事」数は前年より2割ほど減となりました。

このFB「大事な出来事」はいわばクッキーハウスの公式活動記録ですが、
完全に「=本番数」というわけではありませんし、
言葉尻の話ですが、他にもいろいろな「大事な出来事」があります。

2016年、クッキーハウスは活動の展開方法について、大きく舵を切りました。

それが、「やってみよう。」です。

今までの「魅せるクッキーハウス」に軸足を置きつつ、
「共に歩む、ときに導くクッキーハウス」にステップアップしていこう!
そのように考え、動き出しています。

2017年、クッキーハウスの挑戦は、まだまだ続きます。

YouTube的施策

2016年は、26本のYouTube動画をアップしました。

  • BOW関連・・・13本
  • ミワコおねえさん・・・8本
  • Wippy 関連・その他・・・5本

このように、やはりYouTubeでも
「やってみよう。」路線を進めています。

私たち自身、このYouTubeというメディアが
「やってみよう。」戦略との親和性が高いということに、
やってみてあらためて気付きました。

そんなわけで、実を言うと非公開のYouTubeコンテンツで
いわゆるビデオレッスン的な試みを始めていたりするのですが・・・。

今後の展開に、ご期待下さい!!

東京公演

あこがれの街、東京・・・

そんなステイタスを求めるために、
クッキーハウスは東京に行った訳ではありません。

結局、クッキーハウスと世界(世の中)を結びつけるのは、
人と人との繋がりなのです。

2016年8月の東京公演および数回の非公式ツアーで、
それを確信することが出来ました。

楽譜出版および店舗での販売など、幾つかの企画が
すでにそこから始まっています。

東京に限らず、北海道でも沖縄でも、どこへだって行きます!

そこには必ず、人との繋がりが待っていますから。

各種の演奏活動・企画・施策について

2016年、大々的に立ち上げたプロジェクトは以下のとおり。

  • ウィッピー
  • ミワコおねえさんの吹いてみようリコーダー
  • BOW

これらは今までのクッキーハウスがやってこなかった、
新しい試みです。しかし同時にこれまでの純然たる演奏活動

  • 小学生以下を対象とした公演(幼保公演)
  • 小学校を対象とした公演(小学校音楽鑑賞会)
  • 上記以外のライヴ活動(全年齢対象ライヴ)

も、しっかりとこなしています。

むしろ各々のコンセプトが、より際だって表現出来る様になりました。

例えば全年齢対象ライヴでは
「身近な楽器で音楽出来ることに対する、新しい感動」を知っていただく。
幼保公演では理屈なんて通じませんから、楽器がどうこうとか
ひとまず放り出して、全力で、より根源的に音楽をするだけです。
そして小学校公演ではまさに「教育楽器リアル世代向け」ならではの、
伝えられるものがあります。

「子供たちに、もっと楽器に親しんでほしい。」
というのはクッキーハウスの大きな願いのひとつです。

2016年は小学校音楽鑑賞会だけで終わらない
「その先の施策」もいろいろと立ち上げました。

その一つとして、小学校の教育楽器導入講習にもお邪魔させていただきました。

そしてもうひとつ!
大阪府池田市にてキッズリコーダー教室を立ち上げました。
その名も「マカロンズ」!

2017年の展開にもご注目下さい!

その他、今ほぼ決まっている2017年の動向をちょっとだけ・・・

  • もうちょっと「鳥」が羽ばたきます。
  • 大きなネズミ的な生き物に関する、興味深いプロジェクトが始動します。
  • 海を、越えます。

最後に、2016年を写真で振り返りましょう。

2016002
「BOW」のYouTube撮影時の一コマ

2016003
五郎丸ポーズ

2016006
ツネおにいさん導入講習 with クッキーハウス♪

2016552
東京公演では号外が!(笑)

2016553
東京での一コマ

2016554
吉澤実先生と♪

20160924ni02
似顔絵を描いてくれた友美さんと♪

2016555
ワンちゃんと♪

2016556
「太陽の塔」とも♪♪

・・・ 以下、おまけ♡ ・・・

2016997
ミワコおねえさんの癒やしの時間♪

2016998
いつもの楽屋風景♪(マル秘)

2016999
お腹が減って力が出ないツネおにいさん。
食べているのは「あんパン」。

2016100
トオルおにいさん、乗り遅れにご注意!(冗談です)

20161000
「○○○○○○○○○○」
ごちそうさまでした。。。

教育現場におけるタンギングに関する諸問題について

文: 小西恒夫

教育現場におけるタンギングに関する諸問題について、あくまで個人的観点からまとめてみました。
(ここでいう教育現場とは小学校の鍵盤ハーモニカおよびリコーダーの学習現場のことです。)

 

 

1.タンギングに関する基本的な誤解

まずは「楽器を使った音楽表現の段階」について、ざっくり整理してみましょう。

  1. 音を出す(持ち方、構え方含む)
  2. ドレミを覚える(音域拡大含む)(※1)
  3. 自分なりのニュアンスを味わう
    (※1)「ドレミ」と表記しましたが、勿論それ以外の音も含みます。
    ちなみにリコーダーなら現場では「シラソ」ですね。

 

基本的には上記の順に、各フェイズを重複したり反復したりしながら「上達」していきます。
「タンギング」は上記3.に分類されます。

考え方としてはスラーや音量変化、ビブラートなどと同じ「音楽表現の引き出し」のひとつです。
(例えばギター奏者がピックで弾くか指で弾くか、のような。)

これを上記1.と勘違いするとハマります、
以下のように。。。

(起)タンギングは「トゥートゥー」だから、発音のスキルだろう。
(承)たしかにリコーダーで「フーフー」ってやるのはなんだか下手っぽいもんなぁ。
(転)じゃあ音を出す時は全て「トゥートゥー」ってやんなきゃダメなんだ。
(結)そっか鍵盤ハーモニカも吹く楽器だから「トゥートゥー」じゃなきゃダメだな。

 

 

2.タンギングとは

そもそも「タンギング = トゥートゥー(Tの発音)」という
これ1種類だけで話を進めてしまっているから、こういう誤解が生まれるのです。
(ただし小学生に「T」以外のタンギングを指導する、という話では決してありません!後述します。)

(以下、しばらくリコーダー中心に話を進めます。)

母音の選び方などは省きますが、
タンギングに「T」と「D」があるとイメージしただけで・・・
もうこれは立派な音楽表現です。

そして「T」と「K」を組み合わせたら・・・
超絶技巧への扉が開かれます!

(リコーダーのタンギングにはもっと種類がありますが、ここでは省きます。)

さらに、タンギングは「発音」つまり「音の開始」だけでなく、
「音の終止」にも関与している(関与できる)ことも、是非理解して欲しいです。

説明がややこしいですが、「連続している『前の音』の終わり方(閉じ方・切り方)と
『次の音』の開始キャラクター(TとかDとか)は密接に関連しており、
一回のタンギング(音と音の区切り地点)がその双方に関与している」ということです。
(あー動画じゃなきゃダメだ~!)

「タンギング」はスキルでもあり、概念でもあるのです。

特にリコーダーにおいては「アーティキュレーションそのもの」と言えます。

 

 

3.タンギングの必要性

(リコーダー中心に、話を進めています。)
よくよく考えてみると「タンギングの必要性」という言葉、非常に曖昧です。

「タンギング学習の必要性」なのか、または誰かにとっての「タンギングの必要性」なのか?

もしこれを「(教師目線での)タンギングの必要性」と解釈すると、
ひねくれ者の私は「あ、採点のために必要なんだな」と思えてしまいます。

では誰にとってタンギングが必要なのでしょう?

「演奏者(生徒さん)がタンギングを欲している」とも言えますが、
正確には「音楽」そのものが、タンギングを欲しているのです。

よく「この子はどうしてもタンギングが出来ない」と、現場で話題になることがあります。
じゃあその子は「トゥー」の発音が出来ない?・・・訳ではありませんよね。
その子はただ「そういう吹き方を欲していない」だけなのかもしれません。

根本的な話になってしまいますが、
なにも全員がリコーダーや音楽を得意になる必要はないですよね。
リコーダーよりも歌うのが好きな子もいますし、かけっこが得意な子だっています。

タンギングは確かに見た目に、いや聞いた目に分かり易いスキルです。
ですがそれの「出来るか・出来ないか」という判断は
例えば「かけっこで何秒以下なら失格」と同義であるように、私には思えます。

 

とはいうものの、やはりリコーダーにとってのタンギングは、とても大事です。
リコーダーが「ニュアンスを表現できる楽器」であるための、絶対必須条件です。
生徒がリコーダーに対して少しでも興味があるのなら、根気強く教えてあげたいと私は思います。

 

 

4.他楽器へのタンギング流用

利用、活用、流用・・・言葉として何ら間違ってませんが、先にこれだけは言っておきます。

「楽器」は、「楽器」なのです。

例えば「鍵盤ハーモニカを『ピアノの歌い方の練習用』として活用する」という、言葉。

趣旨、方向性は分からなくもないですが、単純に上記のような一言にしてしまうことによって、
もう鍵盤ハーモニカは「楽器」ではなく、
なんだか練習用のよく分からない「モノ」になってしまいます。

「鍵盤ハーモニカでのタンギングを、リコーダーでのタンギング学習につなげる。」

現場で頻繁に耳にする(口にする)この言葉・・・よく考えて扱ってください。
この言葉と「タンギング = トゥートゥー云っときゃいいんだ」という短絡思考が結びついて、
「教育現場におけるタンギングに関する大きな誤解」を形成してはいないでしょうか。
仮に「舌の使い方という意味でのタンギングをすること」が最大の目的であるというのなら
小学校の数年間をそれに費やしてやればいいのでしょうけど・・・
それではあまりにも本末転倒ですよね。

教育楽器は「トゥートゥーマシン」ではありません。
「鍵盤ハーモニカ」「リコーダー」という「楽器」です。

 

話を本題に戻しましょう。

楽器には、それぞれ固有の「その楽器のもつ音楽表現」というものがあります。
前述の「T」や「D」なども、私はあくまでも「リコーダーのタンギング」としてお話ししました。
では鍵盤ハーモニカでは「T」や「D」は無いのか・・・そういう話ではないんです。

まずは一つひとつの楽器と、ちゃんと向き合いましょう。
そしてそのうえで複数の楽器を習得することによって、様々なものが見えてきます。

実際、私はリコーダーのタンギングと出会うことにより、他楽器のタンギングや
音楽そのもの(フレージングなど)についての理解が、より深まりました。
楽器間における「共通点と相違点」が見えるようになったからです。

このように、何かの楽器のタンギングをそのまま「流用」することはできません。
ですがその楽器で得られた経験・知識は、
別の楽器を演奏するときに「生かす」ことが出来るのです。

「何かのために何かを流用する」のと、
「一つひとつの経験を積み重ねる」こととは、まったく意味が違います。

 

 

5.鍵盤ハーモニカのタンギングについて

先ほどのお話の続きとして、鍵盤ハーモニカにも固有の音楽表現があります。
その一つ、非常に重要な要素が「打鍵による発音」です。

つまり「リコーダーではタンギングでしか出来ない音楽表現」が、
鍵盤ハーモニカでは「タンギングでも出来るし、打鍵でも出来る」という事です。

「打鍵とタンギング、どちらで吹かせたらいいのですか?」
これまた現場でよく耳にします。

決めるんですか?
決めるのならまずあなたが実際に吹いて、どちらがどうなのか、やってみてください。

きっと、音楽がもっと楽しくなると思いますよ!

そして「ここは打鍵だけでやってみよう」とか、
「ここは柔らかいタンギングでやってみよう」というふうに、
音楽を自分で作れるようになると思います。

語弊を承知で云いますが、子供だって楽しめる楽器です。
なら子供になったつもりで、遊んじゃいましょう!
それこそが本当の「音楽」だと、私は思います。

上記の答え(打鍵かタンギングか)を、少なくとも「リコーダーでタンギングをやるから」
という理由で決めるのは、とても「音楽」とは言えません。

 

 

6.教育現場における効果的なタンギング学習について

さて、ここまでのお話は
「現場で指導される先生方に是非とも知っておいていただきたい『知識』」として書きました。
「小学校で音楽を教える・学ぶ」ということの意味を、私なりに、まっすぐに考えて書きました。

私は小学校の教師ではありませんので、随分と現実離れした意見を述べているのかも知れません。
そこは何卒ご容赦下さい。

それから、ここまでのお話を「このように生徒に教えるのだ」と、誤解しないようにして下さい。
ここまでの文中、そしてこのあとも、私は一切具体的な指導方法については述べていません。
具体的な指導方法については、また別の機会に必ず発表いたします。

 

話を本題に戻しましょう。

例えば、好きな人に手紙を書くためには・・・文字を覚えなければなりません。

音楽も同じで、「演奏」という音楽表現を達成するためには、
いろいろと「非音楽的なプロセス」を乗り越えていかなければなりません。
「タンギングに関する物理的・技術的側面」は、まさにそれにあてはまります。

タンギングスキル習得のための大まかなポイントは、次の3つです。

  1. 「トゥートゥー」を声で練習する(※2)
  2. 楽器の音と連動させる
  3. タンギング時の舌の動きや場所、口の形などをビジュアル的にイメージさせる
    (※2)「ツー」「ター」等でもいいと思いますが、私は「トゥートゥー」をオススメします。

 

「タンギングは奥深い」と散々云っておいて申し訳ないのですが、それはひとまず置いておいて、
まずは上記事項をフィジカル(=肉体の物理運動)として生徒に学習させましょう。

小学校低学年でも指導方法によっては理解・習得可能かと思いますが、
学習タイミングについての言及は、まだここでは控えさせていただきます。

いずれにせよ「学習の効果」が見えないことには、生徒も先生も面白くありません。
次のステップである「音楽への連動」も、上手くいきません。

 

ここで「(鍵盤ハーモニカで)打鍵、タンギングどちらがいいのか」問題について、
もう一度考えてみましょう。

この問題、一見「2種類の発音方法があって困る」ことが問題のように思えますが、
実は「『学習の効果』が見えにくい」ことこそが真の問題なのです!

「鍵盤ハーモニカの音が鳴る」までに、演奏者は少なくとも4つの選択を(潜在的に)しています。

  1. 押鍵してからタンギング無しで吹く(フー)
  2. 打鍵で発音
  3. タンギングで発音
  4. どの音を吹く(弾く?)か(鍵盤の選択)

 

このことによって(・・・何とも説明が難しく、また語弊のある表現となりますが)

生徒にとっては「いろいろ出来てしまう」というか、
先生にとっては「判別が困難になる」というか、
いずれにしてもこの状況では、生徒も先生も「タンギングに集中」しにくいんですよね。

むしろ逆に先生は「鍵盤ハーモニカって、いろいろな吹き方をして楽しめるんだよ!」
ということを教えてあげた方が、いいのではないでしょうか?

小学校で初めて楽器に触れる子どもも多いと思います。
まずは、「楽器を楽しんで」欲しいです。

たとえそれが大人目線で「音楽表現」とは呼べなくても、
子どもにとってはそれが立派な「音楽表現」なのかも知れません。

 

また少し、話がそれてしまいました。

というわけで「タンギングの学習を効果的におこなう」ことのみを大まじめに考えると、
どうやらリコーダーのほうがタンギング学習には「向いている」といえます。

 

この長い文書も、ようやく終わりに近づいてきました。
ここまでの話を、何とか「提案」に昇華して、以下に組み上げてみます。

 

「小学校における効果的なタンギング学習について」

  1. 小学校低学年における鍵盤ハーモニカを用いた学習では
    「タンギングや打鍵」などを「あそび感覚」として体験させる。
  2. 小学3年生以降、リコーダーを用い「スキルとしてのタンギング」を学習させる。
    「スラー」や「スタッカート」などと組み合わせ、音楽表現と連動させる。
  3. リコーダーのタンギングが習得できた段階で、
    もう一度鍵盤ハーモニカによる「タンギング」と「打鍵」を、
    今度は「音楽表現」として学習する。

以上です。

果たしてこれが小学校の6年間で展開できるのかどうかはわかりません。

ただ、子どもの可能性は無限大ですので「子どもがどこまで出来るのか」という問題より、
学校側の時間的・カリキュラム的な都合のほうが問題でしょうね。

そして勿論教師側にもそれなりの知識・スキルが求められるところです。
ただ「可能性が無限大」という事に関しては、私は教師の方々においても同じだと思います。
そのために、私に出来ることがあれば、何なりとお手伝いさせていただきます。

本当に随分勝手なことをいろいろ書きました。
しかし「誰かが方向性を指し示すこと」は絶対に必要だと思い、書きました。

この文書が少しでも、何かの役に立てば幸いです。

小西恒夫

 

 

 

 

 

 

素敵な似顔絵♫

2013年、クッキーハウスは兵庫県豊岡市にて

「おでかけ訪問コンサート」を実施、

たくさんの子供たちに音楽を届けました。

 

そのご縁がきっかけで、
その後もクッキーハウスとして何度も豊岡周辺で
演奏の機会をいただいております。

 

豊岡はクッキーハウスにとって
まさに、「第二のふるさと」です。

 

そんな豊岡の超有名スポット「玄武洞」。

ここで行われたイベントでご一緒させていただいた

フルートデュオ「ほの*ほの」の「友美さん」から

 

素敵な似顔絵をいただきました〜!

 

20160924ni03

 

本当に、全くのサプライズで・・・。

現場でこの似顔絵をいただいたときにはもう

びっくり! 感激!!

 

友美さん、本当にありがとうございました!

 

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(青龍洞の前で友美さんと一緒に。)

「やってみよう。」の話

文: ツネおにいさん

「やってみよう。」

この言葉はクッキーハウスの基幹コンセプト。
私たちクッキーハウスが一番大切にしている言葉です。

2016年、クッキーハウスは様々なプロジェクトを立ち上げ、
皆様に「やってみよう。」を提案してきました。

でも本当のことをいうと
それは 「やり方」 の提案でしかありません。。。

本当の「やってみよう。」は、
あなたの心の中に、あるのです。

syo-nen01

クッキーハウスの演奏を見て、聴いて
「わぁ!やってみたい!」と思ってくれた人に対して、
「やり方」を示さないのは、無責任だ!

この大きな反省に基づき、
2016年、クッキーハウスは各種施策に乗り出しました。

現在進行形!
今後も更に具体的に攻め続けていきます!

皆様に鍵盤ハーモニカやリコーダーを
「やっていただきたい」気持ちは本物ですから。

しかしながら
皆様に「やり方」を示せば示すほど、
私は大きなジレンマに陥ります。

そう、

本当の「やってみよう。」は、
あなたの心の中に、あるのですから。

syo-nen03

この写真、いつもクッキーハウスを応援していただいているご家族さまからの
許可・ご理解いただき、今回掲載させていただいております。

この少年には「楽譜」とか「吹き方」とか、
そんなこと関係ありませんよね?きっと。

こどもは「自分の中の答え」に対して
「まっすぐ」なのです。

そしてこれこそが本当の

「やってみよう。」

なのです。

  • 「楽譜どおりに、吹きましょう」
  • 「もっと上手くなりなさい!」
  • 「これをやらないとダメです!」

それは音楽ではなく、
一種の金儲けです。

「やってみよう。」

この言葉は「本当の自分の音楽」
への扉を開く、魔法の言葉です。

そしてそんな音楽の世界へ乗り出すあなたを、
クッキーハウスは応援します。

というか、そんなあなたは、もうクッキーハウスの仲間です!

さあ、いっしょに!

「やってみよう。」

東京ワンマン2016_随想

文: ツネおにいさん

 

2016年8月のクッキーハウス東京ワンマンライヴから、
早いものでもう一ヶ月以上が経ちました。

改めまして、まずはライヴにお越し下さった全てのお客様に、
この場をお借りして今一度、厚く御礼申し上げます。

当日は大変暑い環境の中、長時間窮屈な思いをさせてしまいました。
その他、至らない点も多々ありました事、
ただ、深くお詫び申し上げます。

そして今回のライヴの開催にご尽力いただいた
ピアノニマスさん! ちいたろうさん!

お二人がいなければ東京公演は絶対に実現不可能でした。
本当にありがとうございました。

 

お越しいただいたお客様と共有できた事・出来なかったこと、
そして我々自身のフィードバック等々等々・・・。
書きたいことは山ほどありますが、
ここでは涙を飲んで割愛させていただきます。

 

 

 

 

樹は高く伸び、その先端は尖っている。。。

一年ほど前のブログ「クッキー生活」に、
私はそのような事を書きました。

 

どんな楽器にも先鋭的奏者がいて、「シーンを牽引」しています。

そういう人が必要不可欠なのは言うまでもないし、
そういう人の活躍を私は心の底から尊敬し、賞賛します。

でも、想像してみてください。

クリスマスツリーの頂点に、ピカピカと星が(☆)輝いていて、
みんなが、その星(になること)を目指し、頑張っている。
少なくとも「やるなら☆を目指す」のが常識(前提)となっている。。。

みんな何故、上しか見ないのでしょうか?

なぜ「枝葉をもっと豊かに」という発想、
つまり「音楽をもっとフレンドリーに」という発想が
ほぼ皆無に等しいのでしょうか?

 

 

 

私が、いえクッキーハウスメンバー全員が
一年前に東京で感じた気持ち。

「とにかく自分たちがやるしかない」という気持ち。。。

 

アウトプットまで一年間かかりました。

 

そしてこれは一つの出発点でもあります。

今後さらにクッキーハウスは「自分たちらしく」、

「クッキーハウスでしかできないこと」を、

皆さんに向けて発信し続けます!

 

どうか応援よろしくお願いいたします。

 

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BOW通信 Vol.12

『BOWプロジェクト』12週目です!

とりあえず目標の12週連続アップは達成しました!

一度でもご覧くださった方、
ありがとうございますm(__)m

連続アップはここからしばらくお休みにして、
いよいよ、これまでの12曲を曲集として販売するための最終調整に入りたいと思います。

その前に、このBOW通信vol.12では、
『BOW』が犬の鳴き声という意味だけではなく、他にも意味があるという事についてお話しておきます。

『BOW』は故マイケル・ジャクソン氏の楽曲
『Black or White』の頭文字を引用しております。

詳細は割愛させていただきますが、彼がこの楽曲を通して伝えたのは、偏見を持つ事の無意味さや愚かさです。

彼は歌詞やパフォーマンスでそれを世界に発信しました。
(ご興味ある方はPV(完全版)を見てみてください)

大げさな話と思われるかもしれませんが、
『BOW』はその精神を引き継いで発信しています。

音楽をする人が、音楽や楽器に対して偏見を持ってしまうのは
とても悲しい事です。

そうなってしまわないためにも、
発信する側は十分気をつけなければなりません。

「黒か白か」を示すのではなく、それは無限にある中の
たった2色である事を示す事が大切ではないでしょうか。

すべての人が、その「無限」の中から自分らしい色を見つけ出し、心から音楽を楽しめる事を切に願います。

今回、鍵盤ハーモニカと改めて向き合い、
まだまだ楽器としての柔らかさを感じました。

「吹く人が自由な形で楽しめる」

これこそがこの楽器の良さであり、完成形なのかもしれませんね。

『BOWプロジェクト』は、そんな鍵ハモの楽しみ方を
これからも提案すべく、続けてまいりたいと思います。

節目である12週目の曲は、BOWが一旦家に帰るという事で
『Homeward Journey(家に帰ろう)』をお送りします♪

(文責 杉本徹)

【ツネオの ”ウラBOW通信” 】

ツネオです。
あ、ちなみに私の知ってるマイケルの『Black or White』の完全版PVは、
約11分あります。これが完全版なのかな?

「偏見」について、人種や団体における問題等々、大視点で考えることはとても大事なことです。

ただ、世界はとても大きなスケールのものから、とても小さな事象までが 
無限に連続する曼荼羅のように入れ子になっています。

アーティストは皆本気で「世界を(ほんの少しでも)変えたい!」と思っているはずですので、
(少なくとも私は本気で思ってます。)

アーティストとして自分が
「どんなスケール感で(何を、誰に向けて)発信するか」

ここのボリューム調整が、とても重要だと思うのです!!

マイケルはマイケルなりに。
私は、私なりに。

私が杉本徹同様、日頃から意識しているのは
「音楽と楽器に対する偏見」です。

コンサートホールで聴く、大編成オーケストラによるクラシックと、
天気のいいどこかの公園で流れてくる、クッキーハウスのアニメソング。

種類・内容・質の違いはあるでしょうが、優劣なんて、あるのでしょうか?

百万円以上もするピアノやバイオリンと、
数千円の鍵盤ハーモニカやリコーダー。

知らず知らずのうちに、決めてませんか?

どっちがいい楽器とか、
スゴいとか、
偉いとか。。。

多くの子供が小学校1年生で鍵盤ハーモニカ、3年生でリコーダーをはじめます。

タンギングやドレミの位置、指遣いのお勉強・・・そして卒業?

音楽に卒業なんてあるんですか?
リコーダーや鍵盤ハーモニカは、「卒業する楽器」なんですか?

そもそもリコーダーや鍵盤ハーモニカって、
「教材」なんですか? それとも「楽器」なんですか?

おっと、私は今の学校教育を否定なんてしていません。

否定は新たな「偏見」を生むだけです。

もしかしたら「音楽は楽しい」というのも、偏見かも知れません。

教室を飛び出して、かけっこしたい子供も当然いるでしょう。。。

大事なのは、「知ること・やってみること」ではないでしょうか?

もしよろしければ、まずはクッキーハウスの演奏をナマで見て(きいて)下さい。

そしてやってみたくなったら、、、

『BOW』の楽譜にチャレンジしてみてください!
(楽譜、しばらくお待ちください。。)

リコーダーについては、こんな企画もあります。

「吹いてみよう!リコーダー♫」企画について

私もまだまだ知らないことがいっぱいあります。

もっと知りたい! やってみたい!!

クッキーハウスやBOWの挑戦は、まだまだ続きます。

(文責 小西恒夫)

BOW通信 Vol.11

『BOWプロジェクト』11週目です!

 

鍵ハモらしいサウンドとは何か を考えた時、
自分なりに行き着いたのが 鍵ハモアンサンブル です。

 

『BOW』はアンサンブルでもデュオという最小形ですが、その中にある大きな可能性と、
他の楽器のデュオにはない独特の表現がある事を知っていただけると嬉しいです。

今回デュオの作品を書いていく上で、
2台の役割を「メロディ」と「伴奏」にはっきり分けました。

その理由は「伴奏」にこそ鍵ハモらしいサウンドの要素がたくさん詰まっており、それをわかりやすい形で伝えたいと思ったからです。

私トオルは長年、この鍵ハモによる伴奏と向き合ってきましたが、
ついに、そのノウハウを伝授する機会がやってきました。

 

メロディを吹く事ももちろん楽しいのですが、
鍵ハモで伴奏をするという新感覚 を、
ぜひ多くの方に体感していただきたいです。

 

そのためにも、、、楽譜出版、急ぎます!

 

そんな伴奏に特にこだわった1曲を今回はお送りします。

空と海をイメージしたサンバ風の『Blue Border(青の境界線)』です。

伴奏は決して複雑ではありませんが、いかにその雰囲気を作る役割を担っているかという点にご注目ください♪

(文責 杉本徹)

 

 

 

【ツネオの ”ウラBOW通信” 】

今回も「ツネオ側から見た」”ウラBOW通信” 、始まりはじまり〜。

 

上記のとおり、『BOW』のセカンドは伴奏に特化しています。

このことを「クッキーハウスにおけるトオルおにいさんのポジション」と比べてみましょう。

 

「クッキーハウスのトオルおにいさん」は、
ポジション的には伴奏、つまり『BOW』のセカンド的なことをやっています。

ただ、クッキーハウスではそれだけではなく三人がメロディやソロを縦横無尽に回していきますし、
伴奏時であっても彼独自のテクニックや感覚で演奏しています。

これは、もちろん彼でなければ、出来ません。

 

ミュージシャンにとっての「自分らしさ(自分独自の ”ウリ” )」と、
それをも共有・継承し、「音楽の楽しさを拡げたい」という気持ち(「愛」)が、
表裏一体となっている、ジレンマ・・・。

そんな状態だと思うんです・・・いや、勝手な想像ですけどね。。。

 

『BOW』のセカンドは、語弊のある云い方ですが

(鍵盤が少々ニガテな)私、ツネオでも吹けます。

そして少なくとも「楽譜」という媒体として、成立しています。
(販売、しばらくお待ち下さい m(__)m )

 

『BOW』プロジェクト。

それは彼(トオル)が「自分はこんなことができるんだよ」ということを顕示するためのプロジェクトではありません。

私(ツネオ)というフィルターを通して、そして楽譜媒体を使って、
広く多くの人に、音楽を楽しんでもらいたいという、

彼からのメッセージ(「愛」)なのだと、
私は思っています。

 

(文責 小西恒夫)