『BOWプロジェクト』11週目です!
鍵ハモらしいサウンドとは何か を考えた時、
自分なりに行き着いたのが 鍵ハモアンサンブル です。
『BOW』はアンサンブルでもデュオという最小形ですが、その中にある大きな可能性と、
他の楽器のデュオにはない独特の表現がある事を知っていただけると嬉しいです。
今回デュオの作品を書いていく上で、
2台の役割を「メロディ」と「伴奏」にはっきり分けました。
その理由は「伴奏」にこそ鍵ハモらしいサウンドの要素がたくさん詰まっており、それをわかりやすい形で伝えたいと思ったからです。
私トオルは長年、この鍵ハモによる伴奏と向き合ってきましたが、
ついに、そのノウハウを伝授する機会がやってきました。
メロディを吹く事ももちろん楽しいのですが、
鍵ハモで伴奏をするという新感覚 を、
ぜひ多くの方に体感していただきたいです。
そのためにも、、、楽譜出版、急ぎます!
そんな伴奏に特にこだわった1曲を今回はお送りします。
空と海をイメージしたサンバ風の『Blue Border(青の境界線)』です。
伴奏は決して複雑ではありませんが、いかにその雰囲気を作る役割を担っているかという点にご注目ください♪
(文責 杉本徹)
【ツネオの ”ウラBOW通信” 】
今回も「ツネオ側から見た」”ウラBOW通信” 、始まりはじまり〜。
上記のとおり、『BOW』のセカンドは伴奏に特化しています。
このことを「クッキーハウスにおけるトオルおにいさんのポジション」と比べてみましょう。
「クッキーハウスのトオルおにいさん」は、
ポジション的には伴奏、つまり『BOW』のセカンド的なことをやっています。
ただ、クッキーハウスではそれだけではなく三人がメロディやソロを縦横無尽に回していきますし、
伴奏時であっても彼独自のテクニックや感覚で演奏しています。
これは、もちろん彼でなければ、出来ません。
ミュージシャンにとっての「自分らしさ(自分独自の ”ウリ” )」と、
それをも共有・継承し、「音楽の楽しさを拡げたい」という気持ち(「愛」)が、
表裏一体となっている、ジレンマ・・・。
そんな状態だと思うんです・・・いや、勝手な想像ですけどね。。。
『BOW』のセカンドは、語弊のある云い方ですが
(鍵盤が少々ニガテな)私、ツネオでも吹けます。
そして少なくとも「楽譜」という媒体として、成立しています。
(販売、しばらくお待ち下さい m(__)m )
『BOW』プロジェクト。
それは彼(トオル)が「自分はこんなことができるんだよ」ということを顕示するためのプロジェクトではありません。
私(ツネオ)というフィルターを通して、そして楽譜媒体を使って、
広く多くの人に、音楽を楽しんでもらいたいという、
彼からのメッセージ(「愛」)なのだと、
私は思っています。
(文責 小西恒夫)